不動産を売るときに必ず出てくる2つの選択肢——それが「買取」と「仲介」です。
この2つ、言葉はよく聞くけど、具体的にどう違って、どちらを選べば良いのか、迷われる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産のプロとして、わかりやすく、丁寧にその違いと選び方のポイントを解説します。

1.「仲介」とは？

仲介とは、不動産会社が“買いたい人”を探してくれて、売主と買主を結びつけてくれる仕組みです。
売買が成立した場合に、仲介手数料が発生します。

特徴：

• 買主が個人（または法人）で、売主とは第三者

• 売却価格は市場価格に近づきやすい

• 売れるまでに時間がかかる可能性がある

• 内見対応や価格交渉、修繕依頼などのやりとりが発生する

向いている方：

• 時間に余裕がある

• 少しでも高く売りたい

• 建物の状態が良好で、広く買主を募集できる物件を持っている方

2.「買取」とは？

買取とは、不動産会社が直接あなたの不動産を「買い取る」ことです。
売主と買主がそのまま「あなた」と「不動産会社」となります。

特徴：

• 売却が早い（即日〜数週間で完了）

• 仲介手数料は不要

• 瑕疵担保責任（不具合の補償）を免除してくれるケースが多い

• 買取価格は仲介よりも低くなる傾向がある（7割程度）

向いている方：

• 急ぎで現金化したい

• 内見ややりとりの手間を減らしたい

• 建物の状態に不安がある（築古、空き家、残置物ありなど）

3.「価格」と「スピード」のバランスをどう考えるか？

不動産売却において重要なのは、「何を優先するか」です。

• 価格を最大化したい → 仲介

• 手間や時間を最小限にしたい → 買取

「安く売るなんてもったいない」と思うかもしれませんが、それは「時間を買っている」という考え方もできます。
例えば、売れるまで数ヶ月かかる間に固定資産税や維持費がかかるなら、それも立派なコストです。

4.不動産は「経済合理性」で考える

不動産は「思い出」ではなく「資産」です。
売却は感情ではなく、経済合理性に基づいて判断することが大切です。
特に、不動産は株式などと違って「取引件数が極端に少ない」ため、人為的な判断やタイミングが結果に大きく影響します。

5.イシダは両方に対応しています

株式会社イシダでは、仲介による販売と自社での買取、両方に対応しています。
お客様の事情や物件の特性に合わせて、最も合理的な選択肢をご提案します。
「とりあえず査定だけ」「まずは話を聞きたい」でも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。

まとめ

項目	仲介	買取
売却価格	高くなりやすい	低くなりやすい
売却スピード	遅め（数ヶ月）	早い（最短即日）
手間	多い	少ない
瑕疵担保責任	責任あり	免責されることが多い
仲介手数料	発生する	発生しない

「価格を取るか」「スピードを取るか」——
それは、あなたの状況や考え方次第です。

不動産は、人生に何度もない大きな決断。
だからこそ、しっかり比較して納得できる選択をしましょう。

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株式会社イシダ
広島市南区段原日出1丁目7-12
090-8157-3165（売却専用）

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