
せっかく不動産を売り出したのに、まったく反応がない。
ネットに掲載しても反響が来ない、内見もゼロ。
――「うちの物件、そんなにダメなの?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
その“売れない理由”、もしかするとほんの少しのズレや対策不足で生まれているのかもしれません。
今回は、【内見が来ない=売れない】主な理由と、その対策について解説します。
目次
1. 価格が相場より高すぎる
最も多い原因は「価格設定のミス」です。
売主としては当然「少しでも高く売りたい」と考えます。
しかし、相場を大きく外れた価格では、検索対象から外れ、内見すらされません。
物件情報は「価格でフィルターされる時代」です。
たとえば、周辺相場が2,500万円のエリアで3,000万円の物件を出しても、買主の検索条件にはまずヒットしません。
対策
・直近の成約事例を参考にする
・「検討者の心理」で価格帯を設定する(100万円刻みの境界に注意)
・反響がない場合は価格の見直しを躊躇しない
2. 写真や情報が魅力的でない
ネット掲載が中心の今、「第一印象=写真とキャッチコピー」です。
この部分が弱いと、興味を持たれません。
とくに空室物件で、写真が暗い・ぼやけている・部屋が汚く見えるなどの状態では、まったく反応がありません。
対策
・プロ並みの写真を掲載(可能であれば広角レンズ・明るい時間帯)
・生活感が出すぎている場合は片付けを徹底
・タイトルやコメント欄で“他物件との違い”を明確に伝える
3. そもそもターゲットがズレている
その物件は「誰向けに売りたい」のでしょうか?
ファミリー向け?単身向け?投資家向け?
ターゲット設定が曖昧なまま販売を始めてしまうと、誰にも響かない広告になります。
対策
・間取り・エリア・築年数などから“最適なターゲット像”を明確化
・ターゲットに合わせて写真やコメントを調整
・用途変更可能性(投資用・民泊用など)も視野に入れる
4. 内見につながる「仕掛け」が弱い
良い物件でも、行動を促す“仕掛け”がなければ反応は出ません。
「今すぐ動く理由」がないと、買主は“お気に入りに追加”したまま放置します。
対策
・「この週末内見可能」などの時限アピール
・「今だけ価格調整」「内装クリーニング済み」などの付加価値提示
・ポータルサイトだけでなくSNSやDM、チラシなど“複数導線”での告知
5. 仲介会社の戦略・やる気不足
正直な話、ここも非常に重要なポイントです。
不動産業者が「ただ情報を出しているだけ」では売れません。
反響管理、広告改善、ターゲット分析、売主への提案――
これらを地道にやっている会社と、そうでない会社とでは、結果に雲泥の差が出ます。
対策
・「どんな広告戦略をとっているのか」確認してみましょう
・定期的に販売状況の報告があるかどうか
・売却に前向きな“パートナー”として動いてくれているか見極める
最後に:見直すのは「物件」ではなく「売り方」かもしれません
内見が来ない理由は、「物件に欠陥があるから」ではないことがほとんどです。
むしろ、「売り方」「伝え方」「届け方」のミスや不足の方が大きな原因です。
広島市で不動産を売るなら、株式会社イシダが誠実にご相談を承ります。
少人数体制だからこそ、情報の行き届いた、スピード感ある対応が可能です。
まずは一度、今の販売状況を一緒に見直してみませんか?










