
~それでも売却はできます~
不動産を売却しようと思ったとき、「古くなった建物は解体してからでないと売れないのでは?」という不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
しかし実際には、解体していなくても売却は可能です。
結論から申し上げると、「解体する費用も時間もない」というのは売却できない理由にはなりません。
では、なぜそう言い切れるのか?本記事で詳しくご説明します。
目次
「現状渡し」と「解体渡し」は何が違う?
売却の際に最初に知っておいていただきたいのが、
「現状渡し」と「解体渡し」の違いです。
現状渡しとは?
現状渡しとは、建物が建ったままの状態でそのまま引き渡すことを意味します。
建物の所有権移転登記は行わず、土地の所有権のみを買主に移します。
建物については、売買契約時に
「将来買主が解体することを前提として、建物滅失登記に売主が協力する」
という覚書を交わす、または売買契約書の特約事項にその旨を明記しておくことで対応します。
引き渡し後、買主の責任で建物を解体し、その後に建物滅失登記を行います。
解体渡しとは?
一方、解体渡しとは、売主が事前に建物を解体し、更地にした上で引き渡す方法です。
この場合は、解体後に建物滅失登記を売主が行ったうえで引き渡し・決済を行います。
解体してもしなくても売買価格は変わらない
「じゃあ、解体して渡した方が高く売れるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、解体するかどうかで価格が大きく変わることはありません。
建物が残っていても、どうせ解体する予定であれば、買主側としてはその分を考慮した価格で購入するだけです。
つまり、「現状渡し」でも「解体渡し」でも、売主が負担する費用や手間の差はあっても、金額面ではほぼ同じということです。
見た目の印象として、更地の方がイメージしやすいという程度の違いしかありません。
解体費用の工面が難しい場合の対応策
もし、「今すぐに解体費用が捻出できない…」という場合でもご安心ください。
以下のような柔軟な対応が可能です。
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売買契約時の手付金で解体費用を一部または全部支払う
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決済時(引渡時)に解体費用を精算する
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買主に現状のまま引き渡す(現状渡し)ことで解体そのものをスキップ
状況に応じて、現実的な方法を一緒に検討していきましょう。
解体費用も時間もない方へ、2つの売却方法
ここで、「買取」と「仲介」の違いと、それぞれのメリット・デメリットについても整理しておきます。
1. 買取(イシダによる直接買取)
特徴
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売主側で解体も片付けも不要
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物件の状況を問わず、そのまま引き取る
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引渡しまでのスケジュールが早い
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他人に見られずに売却できる(非公開売却)
向いている方
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急いで現金化したい方
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建物の状態が悪く、買い手がつきそうにないと感じている方
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解体や残置物の片付けが物理的に難しい方
注意点
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仲介より若干価格が下がる傾向あり(ただし手間・リスクゼロ)
2. 仲介(一般エンドユーザーや業者への売却)
特徴
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イシダが間に入り、買主を見つけてくる
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広告やインターネットでの掲載あり
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時間をかけてじっくり進める売却方法
向いている方
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少しでも高く売りたい方
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売却まで多少時間がかかっても問題ない方
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解体もしくは残置物処分を自分で行える方
注意点
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解体を急がされるケースもある
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買主の融資の審査などに時間がかかる可能性
どちらがいいのか?
「どちらが正解」というものではなく、状況と優先順位によって変わります。
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スピード重視・ストレスをかけたくない → 買取
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価格重視・少し手間をかけられる → 仲介
不動産売却は感情も判断も複雑になるもの。
だからこそ、信頼できるパートナーと一緒に考えることが大切です。
最後に:解体する費用も時間もない。それでも売れます。
ご安心ください。
解体せず、片付けもせず、そのままの状態でも売却できます。
それを可能にするのが、イシダのような地域密着・少人数体制でフットワークの軽い不動産会社です。
不動産の価値は、建物の状態だけでは決まりません。
むしろ、「今のあなたの状況」に寄り添った提案ができることの方が、
不動産売却においては重要だと私たちは考えています。
お問い合わせ先
株式会社イシダ
広島市南区段原日出1丁目7-12
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