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はじめに:血液検査でピロリ菌が見つかった日
人間ドックの血液検査で「ピロリ菌陽性」の結果を受け取りました。
何も症状はないし、胃の不調も特にない。にもかかわらず、「除菌を勧めます」と医師から言われた瞬間、ある種の驚きと戸惑いを感じました。
そして思いました。
「これは、まるで不動産の話と同じだな」と。
不動産も、人間の体も、普段は“無症状”であっても、検査や診断を通じて初めて問題に気づくことがあります。
ピロリ菌も、空き家も、老朽化も、どれも“じわじわと進行していくタイプ”なのです。
この記事では、私自身のピロリ菌除菌体験をベースにしながら、不動産売却についても深く掘り下げていきたいと思います。
ピロリ菌とは何か?──放置していい問題ではない
ピロリ菌は胃の粘膜に住み着く細菌で、胃潰瘍・胃がんのリスク因子として知られています。
感染経路は、幼少期の生活習慣や家庭環境に起因することが多く、「本人のせいではない」のがまたやっかいです。
実際、私は今回の検査で初めて陽性だと知りました。
そして次のように思いました。
「まさか自分がそうだとは思ってなかった」
「でも、見つかって本当に良かった」
これは、不動産売却の相談でお客様が漏らす言葉とまったく同じです。
不動産にも“ピロリ菌”が潜んでいる
ここで少し視点を変えて、不動産の話をします。
たとえば、こんなケースはありませんか?
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両親が亡くなり、空き家になった実家
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築40年を超え、誰も住んでいない木造住宅
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立地は悪くないが、建物の状態が分からない収益物件
これらの不動産もまた、「パッと見は何の問題もなさそう」なのに、中身を調べると重大な課題が見つかることが多いのです。
● 雨漏り
● シロアリ
● 接道の問題
● 境界の未確定
● 相続登記の未了
まさに、「不動産版ピロリ菌」です。
症状が出る前に、発見して手を打つ
ピロリ菌は早期に除菌すれば、その後の病気を予防できます。
同じように、不動産も「売る予定はないけど、気になるから一度調べておこう」という早めの行動が、後々のトラブルや損失を防ぎます。
私が除菌を決意したのは、「今ならリスクをゼロにできる」と思ったから。
不動産も同じです。
今なら、買い手がつくかもしれない。
今なら、再建築できる価値が残っているかもしれない。
今なら、市場がまだ元気で買主が探しているかもしれない。
除菌治療と売却準備の共通点:
「手間はかかる。でも一生ものの安心を得られる」
ピロリ菌の除菌は、1週間の薬の服用と、その後の再検査が必要です。
正直、面倒です。副作用もありました。
でも、やってよかったと心から思います。
不動産売却も同じです。
価格の査定、権利関係の確認、境界のチェック、時には近隣との交渉も必要になります。
でも、それを乗り越えることで、
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不安な資産が「お金」に変わる
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維持費・税金から解放される
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気がかりだった問題にケリをつけられる
という未来への安心を手にすることができます。
「様子を見ましょう」は本当に正しいか?
医師に言われました。
「ピロリ菌は症状が出ないから、放っておく人が多いんです。でも、がんになる人の多くは“陽性のまま”にしていた人です」
不動産でも、「まあ今はまだいいか」と放置して、気づけば建物が倒壊寸前だった、再建築ができなくなった、固定資産税が跳ね上がったという相談が後を絶ちません。
これは、先延ばしの代償です。
だからこそ私は、
「売る・売らないは、調べてから決めても遅くない」
「まずは現状を把握することが第一歩」
と伝えたいのです。
まとめ:不動産の除菌という考え方
今回のピロリ菌除菌体験を通して学んだことは、不動産にもそのまま応用できます。
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問題は自覚症状が出るまで気づかない
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でも、検査すればすぐに分かる
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手間をかけて除去すれば、一生の安心に繋がる
不動産もまさにそうです。
売るために調べるのではなく、
守るために調べる。
将来のために、「今」行動する。
あなたの不動産も、ひょっとしたらピロリ菌陽性かもしれません。
検査して、診断して、必要なら“除菌=売却や整理”する。
そういう考え方が、これからの時代にはますます重要になってくると思います。
最後に:私たちができること
私たち株式会社イシダは、「検査からはじめる不動産売却」をご提案しています。
売る・売らないに関わらず、「現状を知ること」こそが最初の一歩。
胃の検査も、不動産の診断も、「やっておいてよかった」と思える日が必ずきます。
ご相談は無料です。お気軽にどうぞ。
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株式会社イシダ
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